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世の中、雇う方と雇われる方ではもちろん後者の方が母数は多いです。後者の雇われる側は立場上、ヒエラルキーで見て雇う側の社長を「賢い」「偉い」「お金を持っている」「尊敬すべき」対象となるでしょう。組織で言うとトップの存在なのですから仕方ありません。中には社長に「憧れ」「尊敬」を以て入社される方もおられます。
その中で中途採用で入社する場合はこれまでの経験や実績を買われて入社するケースがほとんどでしょう。私もフリーランスとして独立するまでは7回転職をしてそのような経験をしてきました。
今回は期待されて入社したが、言っていたことと全然違うワンマン社長会社の実体験を紹介します。このような組織はただの工場であって全くキャリアのためにはならないので反面教師と思ってご参考ください。
面談での詐欺
中小企業の転職の場合、時には社長が直接面談に参加する場合もあり、直接話せるので入社後のイメージがつきやすいことも。
で、そこで割と期待されることが次のような内容です。これは中途採用の方に期待を込めて言っているハズなのですが
- これまでの経験をウチの会社の営業たちに伝授してほしい
- これまでの経験を元にあなたのメソッドをウチの会社で確立してほしい
- 新しい施策をどんどん提案してほしい
- なかなか新しいことができていないのであなたの培ってきた経験を元に進めてほしい
- 社内で気になるところを指摘して改善していってほしい
などなど、このような期待をされることがあります。20代の頃はひたすら営業戦力して活躍してほしいの一点ですが、年齢を重ねてくると上記のような現場以外のレイヤーでの期待をされることが多くなってきます。
自分は期待されている!この組織のためにこれまでの自分の経験を実績を最大限に活かして貢献できるかも!と普通は思うでしょう。わたしもその浮かれ人の一人でした。
入社後気づく「3ヶ月目の違和感」
これ、恋愛で付き合って3ヶ月目になると倦怠期が来るかのように、3ヶ月いう期間は強ち仕事でも当てはまるのだなと痛感します。つまり、面談で期待されていたことは木っ端微塵にされることです。
古株の社員の皆さんも自分に組織を変えて良くしていくことを期待されていたのですが、彼らが新しい提案を会社にしない理由がわかってきました。
それは
社長がワンマンで自分を「天才・偉い・賢い」と圧倒的に思っているからなのです。
まあ実際には言っている事は間違っていなかったですし、業界的には影響力もあった人物なので「事実」ではあります。
その「事実」を元に我々凡人として社長と歩んでいかなければならない訳です。社長は60歳を越えており時期的にはあと数年で引退+継承していきたいところ。今いる社員や役員から跡継ぎを選出するのは重要でしょう(跡継ぎを考えていない場合は別)。その跡継ぎの候補のなる社員にこれまで自分が行ってきたセミナー等に登壇させて名前が知れ渡るようにしていかなければなりません。
しかし私が退職して3年経ってもまだ選出される気配はなく、社長が自らセミナーを行っている状態
なぜでしょうか?その理由は非常にシンプルです。これは実施に組織に入って味わわないとわかりません。
俺が一番偉いし知名度があるから
結局、俺(社長)がやらないとセミナーの人が集まらないからです。
なんでも社長として自分で決めるので(逆にいうと自分が決めないと進めない)、社員に決めさせて一任することはありません。プロジェクトの一部で選択肢や判断が求められるようなレイヤーはまた別の話です。
これからどのような営業戦略をすべきか、またどんな施策を打つかは経営に携わっていく社員には重要なことです。
私がこの会社で制作部のマネージャーをやっていたころ、各部からのマネージャーも参加して今後の戦略案を毎週の会議で持ち寄ってプレゼンしていました。無論、この戦略案自体にレベルが低かったことも大いにありましたが、それを加味しても提案に対して一つも通りませんでした。
優秀なマネージャーは次々と辞めていき、10年選手の4名しか残っておらず。中途採用は全滅です。皆さん、やりがいがなくて辞められていきました。
だって、顔が死んでましたから。笑顔がない。
今後の営業戦略案について言えば確かに数案、いいものがありました。しかし良さそうな提案でも「いいと思うけど、でも⚫️⚫️⚫️になるからこれはできないな」のように社長に案が尽く潰されていきます。
まぁ、マネージャーの皆さんはあからさまにやる気がなかったので企画が詰められていなかったのもあります。はたから見て一目瞭然でした。
そのような前進がないにも関わらず「これからの営業戦略案と施策を考えてこい!」と一点張り。
そして、翌週には左と言ったら左、右と言ったら右!で結局いままでの会話と労力がゼロに。
Youtubeチャンネルも始めましたが今や更新されずの三日坊主と変わりなし。
「施策はどんどん変えていくんだよ!」と言われてもたかが2年やって施策を辞める根気のなさ。
そもそも本気を感じられない。
前提として特に役職が付いていて現場以外の人間は考えがコロコロ変わるには理解できます。
にしても天才だったらそれを先に言うくらいの気遣いは必要なのでは?
上司は部下に対して提案がほしい VS 部下は上司に対して提案は無駄

DODAのCMの記事
https://osozaki.me/doda/
を以前書きましたが上司ガチャではなく部下の中でも提案をしてくれる貴重な存在が10人に1-2人の平均的な確率でいます。このような自発的から考える力のある優秀な方は基本、辞めていきます。
というのはこの会社(上司・社長)を見限ったからです。
・提案したけど今じゃない、と潰される
・何等かの言い訳を付けられて却下される
・その場のテンションや感情で却下される
・もっと他の事(短期的なこと)をやれと逆に叱責される
他人事として考えているんですよね。だから上記の事が起こるわけです。
上司といえどされど雇われの身。給料上げるには評価しかありません。ならば評価が上がらない(今期の時間単位)事はやらないですよ。
新しいことが通りにくいは会社のせいではなくてあんたのせいなのです。そりゃ面白くなくなりますよよね。
なので、いくら天才・賢い・偉くてもしょせん他人事のような発言をする人間とは同じ環境にいても無駄です。
また、社長は自分の会社なので少なくても上記のような事はないでしょうが、結局「俺」が主語。
本質は変わりません。
フリーランスであって良かった。
