
この記事をちゃんと読むと 4 分くらいかかります。
転職してから8ヶ月が経つ。これまでは一度も気にしたことがない、いや、スルーしても問題なかったこと。
それは口癖でよく言う、「わかりました」である。
私は、この「わかりました」で人から(私の場合は社長がメイン)頼まれたことに取り掛かると、できたものはほぼ100%ずれているものなっているそうだ。
アウトプットを見て言われること
- いや、これは求めてないよ
- なんでこういうことになるの?
- それを出してほしいんじゃなかったんだけど
- こんなんわかっていることだよ。いちいち資料にしなくていい
え??ってなる。「え?!言ったでしょ、これ作ってって!」
何度も同じことが起こると、正直イラッとなることもある。というか
このズレに対して相当ショックだった。毎回ズレる。
自分はなんてアホなんだ、、理解力がないんじゃぁないか、と。こんなものも作れないのかと。
前職までは一回も言われたことはなかった。でも現職は非常に多くなった。
なんで?
自分なりに答えを導き出した。もちろん、現職の社長にも散々アドバイスを頂いた。
それは
- 「わかりました」は自分軸での解釈
- 言葉だけでは20%くらいしか伝わらない(特に日本語の行間を読め)
- これまでの経験を脳みその引き出しから引っ張りだして自分の解釈に入れ替え
- 知っている言葉が出てくると、勝手に脳が「その言葉の事象」も知っているものに振り分けてしまう
- 「知っている」ことに振り分けると脳は楽だぁ。。
これ、アホみたいになんの目的もなくビジネス書を漁りまくって読んだ原因もあると思うのだが、情報過多の極みである。
会話をしているとき、もちろん言葉として理解できることは「わかっている」箱に脳は振り分けてしまう。無意識に。
だから、経験・知識・情報が多いほど、「わかっている」「知っている」ことに対しては特に気にもとめないものだ。
現職の社長はこの「わかっている」ことに非常に重点を置いている。
本人が自分のことを「無知」と言っているので、全てが「何それ?」「なんで?」と新卒の子にも素直に質問する。
なんでもかんでも「わかっている」「知っている」に振り分けてしまうと成長が止まるのだ。脳はサボるものなので、しんどいことは避けたい。
これまで上段に書いた違和感は強烈な「わかっている」「知っている」癖がついた結果だ。だから、この治療には大変な努力が必要であることを知った。
前職では言われたことがない。なぜか?
それは、アウトプットが違うかどうかの議論自体なかったのだ。営業だと、見積もり、提案書(広告のシミュレーションなど)、それぞれ数字がアウトプットになるので、答えはある。だから「わかっている」「知っている」はそんなに足かせとはならない。
制作の現場では、「わかっている」「知っている」に大きな意味を持つ。
それには言葉の定義が必要になってくる。これのミスマッチが起こると後で大変なことになる。グレーでは致命傷になるのだ。
だから、会議などでは下記を徹底している
- A4用紙を必ず出してアウトプット(図含む)を書き割る。
- そのページの完成形がイメージできるまで打ち合わせは終えない
- そもそも言葉は20%くらいしか伝わらない
- 「なぜ?」「なんで?」と聞くことで本当に必要なアウトプットが出てくる
- アウトプットの意図や目的を明確になるまで引き下がるな
これは頼む方も理解しておかなければならない。
新人の子に頼むときは、実際にこれで資料作れる?とその場で書かせてみる。
すると、たいていボロボロだ。これを確認することでその子の成長度合いが確認できるバロメーターにもなるのだ。
上記の工程を踏まないと後でお互いストレスになる。
つまり、もう一回説明のし直しという無駄な打ち合わせ時間が発生する。
これにはお互いこう思っているはずだ
【発注者側】こう作れって言ったのもわかってねえなコイツは。あんなに説明したのに。わかってねぇじゃねえか。
【受注者側】こうやれって言って作ったのに。そういう意味で言っているんだったら最初から言ってくださいよ。
時間は有限だ。これはコミュニケーション障害でもなんでもなくて
言葉はせいぜいこんなもんなのだ。だから、ショートカットはない。
