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まず、このタイトルの「できない・できる」の主語は、明確なスキル(プログラミングや計算)のような覚えたらできるアウトプット/答えが一義になるものは含まず、依頼された資料作成等(捉え方によって完成したと見なされる)を指す。

社会人をやっていて、常々「仕事ができるようになりたい」と大カテゴリで思っていて、それをなし得えるためにビジネス本を読んだり、セミナーに行ったりと時間とお金を費やされているハズだ。自分も然り。

仕事ができるようになりたい!に至った理由は、それに対して完成させたい、依頼主に認められたい、けれど、何かの支障が起こって成し遂げられない葛藤だ。

この記事を読んでくださっている方は様々な年齢だと思うが、40歳の私からして、年齢別に比較するとこうだ。

  • 20代→できるように、がむしゃらに時間をかけてトライする
  • 30代→できるように、経験や新しいインプットを行い知識・情報を増やしてトライする
  • 40代→過去の経験から引き出して不足分だけをインプットしてトライする

でも、実際年齢関係なく、40代でも20代のことが起こるし、年はあくまでも世間的な「決め」であって、中身・スペックがどうかは関係ない。
マジョリティな現実的意見は、「◎◎歳なんだからこれくらいはやってよ」「◎◎歳なのになんでできないの」とか女子社員に思われているだろう。

仕事よりも人間関係の方が難しいとつくづく思うし、周りに仕事で病んで鬱になった人はたくさん見てきた。

できないことをできるように今詰めしすぎると、鬱になりますよ


自分は社長から毎日のように、できない人間であることをこっぴどく言われてきた。なので、今の会社では自信は0で、自分の意見など出せる気力はもうない。
鬱にならない理由は、運良く自分は寝たら治るから。

できないをできるに変えるために苦悩・葛藤でどんどんINに入っていってしまい、病んでしまうのが多数だと思う。

が、そもそも、できない人間をできるに変えることはできるのだろうか?

出来ることだけを伸ばせる余裕と心の器を持つ

これ、かなりキレイごとなのだが、本当にそうだ。
日本はなんでもある程度こなせる人材が求めらている、いわゆるジェネラリスト。詳しくは求められていた、という過去系がいいかもしれない。

自分はできないことが多い。読んでいただいている方にはしんどいかもしれないが、把握リストはこう。
一応、WHYとHOWは考えているが治らない。


・ソリューション営業ができない
 なぜか
  説明になってしまう

 どうやって解決できるか
  価値だけ話す。読んでわかることは言わない

・スケジュールが守れない
 なぜか
 守る気がないから
 忘れるから

 どうやって解決できるか
 守ろうと全力を出す
 リマインダー

・頼まれた仕事ができない
 なぜか
 具体化できてないから

 どうやって解決できるか
 一回目に根掘り葉掘り聞く

・仕事を後回しにする
 なぜか
 やれることだけ先にやろうとするから

 どうやって解決できるか
 できないことを先にする
 毎日初めてと思う

・チェックや校正ができない
 なぜか
 眺めているだけだから

 どうやって解決できるか
 目的を持つ

・頭の整理ができず優先順位がつけられない
 なぜか
 思いついたことの連続を脳内で繰り返しているから

 どうやって解決できるか
 書き出して全量だす。

・報告ができない
 なぜか
事実と意見が一緒になるから
 自分の都合のいいことをいってしまうから

 どうやって解決するか
 PREPをテンプレートにする


何か当てはまった方はいらっしゃるだろうか。。
これをできるようにしていくには人間自体を入れ替えないといけないくらい重い。
様々な要素が絡まって、一つを解決するだけでは終わらない。
また、そもそもする気が無いということもある。

年齢を重ねてくると、脳がスポンジ化せず、吸収しなくなってくる感覚がよくわかる。

何度やっても身につかない

こんなことはないだろうか?自分はまさに今そう。
大好きな趣味でも身につかない。身につけたい意思は強くあるのだが、なぜか入ってこない。心身が素直でないのだ。

これは一種の身体的鬱病なのかもしれない。

だから、できないことだけを考えていても仕方がない

逆にできることだけを考えて、それを磨く事に集中戦略・戦術を。

今の会社で自分ができること、がなければ去った方がよい。
偉そうな言い方だが、自分はそのつもりで毎日仕事をしている。
運良く、分社化して小会社の代表になり、営業先も新規開拓して自分で取っていく流れなので会社のやり方から逃れた。

今、資料一枚にOKを社長からもらうのに3日程度かかっている。新人だと1日。
この差は「この会社としてできる人の基準」に乗れないからだ。
自分には意思がないらしい。
逆に新人の方が御用聞きをしたことがないので、覚えるのが早い。
御用聞き営業を長年やってきた自分にとってはこれは変えられない。
御用聞き営業には意思がないから。
意思は契約を取りたい、以上。

だから、できないことを一旦忘れて、できることを自分の中から抜き出してリスト化してみよう

できることリストを作るファーストステップ

  • 過去の成功したと思った仕事の体験のみを書き出す(周りの評価ではない)
    案件名ではなくてポイントで。例えばこのコンテンツ追加がバズったなど
  • 過去の自分がやっていて楽しかった仕事内容を書き出す
  • 自分に向いていない、と思った仕事内容を書き出す
  • 自分が失敗した仕事の体験のみを書き出す(周りの評価ではない)

まずはここから。プラスとマイナスをリスト化する。
成功した体験は強いモチベーションになり、楽しかった仕事内容は「スキ」の卵になる。

書き出すことで俯瞰的に見られるようになるし、気づきが生まれる。
このリストアップは考え込まず、毎日メモを見て追加・修正を行う。
ゲーム感覚で。自分自身へのアンケートと思って。
evernoteでスマホとPCを連動してみるのがよい。

プラスとマイナス要素を相対させて、意味が相対しない残ったプラスがあなたにとって仕事を選ぶ上での芯になる。ここから現実的な業種や業務内容を絞っていく。

自分はこの境遇なので転職はかんたんにできないが、できることだけ実現できる環境をコツコツ作っていっている。

皆さまの参考になれれば幸い。


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